無電解めっきってニッケルだけなの?
- 機能
電気エネルギーを使わないめっきである無電解めっきは、ニッケルめっき以外にもたくさんあります。一般的には「無電解めっき」といえば「無電解ニッケルーリン合金めっき」を指すことが多いですが、他にも沢山の種類があります。
例えば、「無電解銅めっき」や「無電解金めっき」、「無電解パラジウムめっき」などは、現在の電子部品やプリント基板などで広く使われており、業界では広く知れ渡っている処理になります。最近では、特殊な用途として、「無電解スズめっき」や「無電解銀めっき」、「無電解白金めっき」なども注目されてきています。
また、無電解めっきと言っても置換めっきと自己触媒めっきに分類され(詳細は「サン工業訪問記 無電解ニッケル初級編」参照)、それぞれのめっきで置換めっきなのか自己触媒めっきなのか分かれます。ただ、どのめっきにおいても液は劣化していくため、更新が必要になり、薬品コストは電気めっきよりも高くなってしまう欠点もあります。そのため、用途に応じて処理を選定してくことがとても重要になります。
サン工業は無電解めっきを得意としていますので、お客様の用途や要求に応じて様々な無電解めっきを提案し、試作や量産のお手伝いをさせていただいております。是非とも当社開発課までご相談ください。
