サン工業株式会社

PTFE複合無電解ニッケルめっき(PTFE20~24%Vol)※PFOA,PFOS対応品

PTFE含有率20%Volの潤滑無電解ニッケルめっきの量産を開始しました。

無電解ニッケルめっきの皮膜中にテフロン(PTFE)の微粒子を分散複合させ、めっき皮膜の滑り性や撥水性を向上させたPTFE複合無電解ニッケルめっきで、テフロン粒子の含有量は体積比率でおおよそ20%です。サン工業で従来から処理している低含有タイプに比べて、摩擦係数が低く、滑り性の要求される製品に適しています。

PTFE複合無電解ニッケルめっきは、「テフロン複合無電解ニッケル」とも呼ばれたり、薬品メーカーの商標で呼ばれるケースが多く、「カニフロン」や「ニムフロン」、「ニコジット」などの商品名が図面に参考として記載されることがあります。このうち、PTFE(テフロン)20%Volというのは、日本カニゼン社のカニフロンA相当ということになります。

基本特性

摩耗性 耐熱性 耐食性 耐薬品性 非粘着性 潤滑性 密着性 電気伝達性 寸法精度

特徴

特徴1

PTFEの特徴を兼ね備えた機能性皮膜

PTFEの特徴と無電解ニッケルめっきの特徴を兼ね備えためっきであるというのが最大の特徴になります。
PTFE含有量が20%Volと多いため、潤滑めっきの中でも特に摩擦係数が小さく、熱処理なしで0.15程度の低い摩擦係数です。また、撥水性や離形性が高いというPTFEの特徴を兼ね備えた皮膜を得ることができます。

めっき表面の拡大(×500倍)画像です。この点々に見えるところにPTFE(テフロン)が埋まりこんで、滑り性や離形性を向上させます。
特徴2

高い寸法精度

無電解めっきであるため、皮膜厚さは均一であり、寸法に関しても精密に管理することが可能です。
ピンやスプール・スリーブのように内外径の寸法精度の厳しい部位で摩擦抵抗を減らすことが可能です。

特徴3

熱処理によってさらに高硬度化できます!

テフロンの含有量が高い分、皮膜の硬度は析出時にHv300とやや柔らかいですが、熱処理を行うことで、硬度を上げることができます。アルミニウムの場合は約200℃まで加熱しHv350程度、鉄やステンレスでは約300℃まで加熱し、Hv400程度まで上げることができます。

めっき設備

浴槽 タイプ 対応サイズ 対応重量
PTFE 20vol% ラック 300×80×300H 5kg

対応可能素材

鉄や銅の他、ステンレスやアルミニウムにもめっき処理が可能です。無電解ニッケルめっきベースですので、下地に無電解ニッケルめっきが付けられるものであればそのような素材でも対応可能です。

想定用途

従来の低含有品と比べて滑り性や離形性が優れていますので、

・軸受け

・摩擦摺動部

・シュート、ローラー

・SUSネジのカジリ防止

・スプール、スリーブ など

への効果が期待できます。

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