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めっきQ&A

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めっきされた鉄素材製品のめっきだけを除去・剥離することはできますか?

  • 素材

我々の業界だと一般的なのかもしれませんが、めっきされた製品のめっきだけを除去・剥離することは、めっき皮膜の金属と素材の組み合わせでできるできないが決まってきます。また、めっき皮膜を除去して、もう一度めっきすることを「剥離再めっき」と呼んでいます。ここでは代表的なものについていくつか紹介します。

①鉄素材の亜鉛めっき

亜鉛は塩酸という酸に溶解しやすいのですが、鉄はゆっくりと溶解します。この差を利用して、塩酸溶液中で、鉄素材の亜鉛めっきは除去することが可能です。ですので、亜鉛めっき後に再加工したため、部分的にめっきしたい、というような場合でも、いったんすべて除去した方が安価で品質よく再めっきを行うことができます。ただ、SS400やSPCCは問題ないのですが、SUM23Lのような快削鋼は肌荒れしやすく、焼き入れしたS45Cなどは、水素脆性を気にしておく必要があります。

②鉄素材のニッケルめっき

ニッケルは硝酸という酸に溶解するのですが、鉄はニッケルよりも溶解が激しく、酸ではめっき皮膜の除去はできません。そこでニッケルは溶かすが鉄は溶かさない、という特殊な溶液に浸漬することで、ニッケルだけを除去します。この方法は亜鉛めっきと違い、場合によっては数日かかることもあり、液の劣化によっては素材まで溶解して肌荒れしてしまう場合があり、液濃度や温度の管理が非常に重要なめっき除去方法です。素材が鋳物の場合は、うまく剥離できないことがありますし、コバールなど鉄系でありながらコバルトを含む金属は剥離ができません。

③鉄上のクロムめっき

クロムは大気中では酸化皮膜ができ、耐食性のよいめっき皮膜ですが、溶液中で+電解することで容易に溶解除去することができます。溶液にアルカリを選んだ場合には、鉄素材を腐食させずに、クロムめっき層だけを除去することができます。

④ステンレス素材の亜鉛めっき、ニッケルめっき、クロムめっき

ステンレスは、酸にもアルカリにも溶解しにくいため、上記の①②③と同様の方法でめっき除去を行うことが可能です。また、ニッケルめっきの場合には、ステンレスが硝酸に溶解しないことから、硝酸溶液で除去を行うことも可能です。

① 鉄素材の亜鉛めっきの剥離

亜鉛は塩酸という酸に溶解しやすいのですが、鉄はゆっくりと溶解します。この差を利用して、塩酸溶液中で、鉄素材の亜鉛めっきは除去・剥離することが可能です。

ですので、亜鉛めっき後に再加工したため、部分的にめっきしたい、というような場合でも、いったんすべて除去・剥離した方が安価で品質よく再めっきを行うことができます。ただ、SS400やSPCCは問題ないのですが、SUM23Lのような快削鋼は肌荒れしやすく、焼き入れしたS45Cなどは、水素脆性を気にしておく必要があります。

② 鉄素材のニッケルめっきの剥離

ニッケルは硝酸という酸に溶解するのですが、鉄はニッケルよりも溶解が激しく、酸ではめっき皮膜の除去・剥離はできません。そこで「ニッケルは溶かすが鉄は溶かさない」という特殊な溶液に浸漬することで、ニッケルだけを除去します。この方法は亜鉛めっきと違い、場合によっては数日かかることもあり、液の劣化によっては素材まで溶解して肌荒れしてしまう場合があり、液濃度や温度の管理が非常に重要なめっき除去方法です。素材が鋳物の場合は、うまく剥離できないことがありますし、コバールなど鉄系でありながらコバルトを含む金属は剥離ができません。

③ 鉄上のクロムめっきの剥離

クロムは大気中では酸化皮膜ができ、耐食性のよいめっき皮膜ですが、溶液中で+電解することで容易に溶解除去することができます。溶液にアルカリを選んだ場合には、鉄素材を腐食させずに、クロムめっき層だけを除去・剥離することができます。

④ ステンレス素材の亜鉛めっき・ニッケルめっき・クロムめっきの剥離

 ステンレスは酸にもアルカリにも溶解しにくいため、上記の①②③と同様の方法でめっきの除去・剥離が可能です。また、ニッケルめっきの場合には、ステンレスが硝酸に溶解しないことから、硝酸溶液で除去を行うことも可能です。


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