ニュルンベルクで開催されていた「Automotive Engineering EXPO 2015」を見学。規模は予想に反してとても小規模な展示会で、肩すかしを食らったような気分での視察となりました。しかし、主催者側が企画したEXPOガイドツアーに申し込んで見学してみると、アワードを受賞した会社を中心にガイダンスしてもらった結果、分野は多岐に渡ってはいたものの、この業界に対する期待の高さを感じることが出来たのが一番の収穫です。

当初は、EXPO見学後ニュルンベルク市街地観光になってはいましたが、参加者全員一致で昼食後ニュルンベルクはキャンセルし、昼食後はダイレクトにミュンヘンに戻り、BMW博物館を観ようということになりました。

BMWの威信を懸けたごとくの博物館で、懲りに凝った建物と展示スペースに創意工夫が織り込まれて折り、それらが得も知れぬ魅力となって我々を迎い入れてくれたのでした。
ベンツ、ポルシェの博物館に比べても全く遜色のない博物館で、以前のショボイそれ（今はMINIの博物館になっている）とは別物の展示会場になっている。
でも、ベンツの歴史の厚さとポルシェのレーシングへの情熱と比べると、もう一つフォーカスが呆けてしまっているように感じてしまったのです。

やはり、差別化が難しい現在に於いて、圧倒的な魅力と求心力が必要であることを再認識したBMW観光でした。