今回、私が昨年会長をお引き受けした地元の製造業の集まりである「世界一を目指す上伊那企業の会」のメンバーと共に、メキシコにやってまいりました。

この会も歴史は長く20年以上続いていることは、会の魅力が時代の変遷に上手く対応して来ておる証左であり、今では30社近くの会員で構成されています。

今回で9回目の海外視察になりますので、２年に一度の割合での海外研修をしていることになります。もとより進取の気性が激しい製造業の皆さんの集まりでありますから、通り一遍な企画はすぐ却下されてしまいますので、今回の視察先も神経を研ぎ澄ました？結果、メキシコに決定！いたしました。

今メキシコは日本のみならず世界各国の自動車メーカーが次代の製造拠点として注目され、アメリカビック3を始め、日本では古株の日産をはじめホンダ、マツダが力を入れており、一説によるとトヨタの進出も秒読みとのウワサもあちこちで聞かれました。欧州メーカーではベンツ、VWやBMWが生産を開始しており、そうしたことから日本からもティア1をはじめティア2、そしてティア3までのメーカーが進出し始めており、正しく今が旬といった注目のメキシコなのです。

そんな折、我が社もお得意様の意向からメキシコでの立ち上げにお手伝いした経緯もあったものですから、自分自身の目で現地の現状を目の当たりにして来たい願望もあり、今回参加いたしました。

もちろん、好奇心旺盛の経営者の皆さんの集まりでありますから、バッチリ観光も取り入れた欲張り且つハードなスケジュールになってしまいました。それでも、異国の地に対する好奇心のほうが少しくらいの疲労より勝りますので、とても有意義な研修旅行になったと思います。