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技術レポート

真鍮に対する無電解スズめっき(置換スズめっき)

銅、銅合金であれば、浸漬するだけで、薄いスズめっきができる無電解スズめっき(置換スズめっき)は、細かい製品や独立回路へのめっきに適しています。
通常、銅とスズでは、スズの方が電位が卑なので、銅とは溶液中での置換反応がおきません。無電解スズめっきは、溶液中に電位を逆転させる成分が含まれており、スズを置換析出させることができます。

真鍮は、銅と亜鉛の合金ですが、無電解スズめっきが可能です。しかし、より卑な亜鉛が含まれている関係で、銅へのめっきとは、別のノウハウが必要となります。

たとえば、真鍮に使用する無電解すずめっきのめっき液には、銅と亜鉛が溶解しますが、合金比率上は、亜鉛が30%なのに、溶液に溶解する亜鉛分は、50%程度になります。つまり、銅よりも、亜鉛の方が優先的にすずと置換してめっきが行われていることがわかります。