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番外編 社外でこんなこともやってます

【番外3】「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞で記者発表(07/8/9)

記者発表会でプレゼンする川上社長

記者発表会でプレゼンする川上社長

 

サン工業が8月9日、伊那市西箕輪の本社工場で開いた記者発表会に参加しました。テーマは「第2回 ものづくり日本大賞」の優秀賞受賞について。地元の伊那記者クラブに加盟する全社(信濃毎日新聞、中日新聞、長野日報、伊那毎日新聞、市民新聞、伊那ケーブルテレビジョン、伊那有線放送)の記者が集まりました。

ものづくり日本大賞」は、平成17年に総理大臣表彰制度として創設されたもの。2年に1度表彰が行われ、今年が2回目です。日本の産業・文化を支えてきた「ものづくり」を、今後も継承しさらに発展させるために、生産現場の中核を担う中堅人材や、伝統的な技を伝える熟練人材、さらに今後を担う若い人材など、「ものづくり」に直接携わっている人たちから、特に優秀と認められる人に対して贈られるものです。

 

今回、サン工業の「環境対応型めっき自動生産ラインの革新的な複合的生産プロセス」の開発・製造ならびに稼動の業績が認められて、それを担った製造課の坪木勇課長、榎堀秀和開発G主任、関崎教一主任、有馬浩太郎さんが表彰されました。

記者発表では、まず、川上社長がサン工業の会社概要などを紹介。開発部門の充実をきっかけにして技術力が向上していると同時に、「SUNDay」などの社内研修を通じて技術的革新などに対する社員のモチベーションが高まってきていることが紹介されました。

これを受けて、榎堀開発G主任が、申請の要件と具体的な成果を報告。表彰を受けたプロセスは、欧州のRoHS指令やELV指令の影響で六価クロムが使用できなくなっている中で、従来六価クロムを使用していためっき後処理方法を、それを使わないで新たに開発した液体を使用して行う形にしたもので、環境に配慮しためっき方法であるだけでなく、時間にして従来の10分の1、人手にして半分の省力化が計れたなどと説明しました。

その上で、RoHS指令4物質(六価クロム、鉛、カドミウム、水銀)を含まず、他社で行うベーキング処理のように大量に電気エネルギーを消費することもない(つまりCO2低減に効果アリ)という環境適合性の高い方法であると特徴を紹介。さらに、この方法を開発するに当たっては、サン工業の製造現場を担う人々が、自分たち自身で、自分たちが実際に行っている作業のノウハウをシステムに盛り込んで作ったものであり、働く現場の技術者の手で作られたシステムであることが、他社に類例のない点だと力説しました。

参加した記者も興味津々で、「開発した液体の成分は?」とか「そのめっき方法の今後の展開可能領域は?」とかと、次々と質問が出、予定を30分もオーバーする記者発表会でした。

なお、この「環境対応型めっき自動生産ラインの革新的な複合的生産プロセス」については、今後、このコーナーでも紹介する予定です。

 

企画:取材/毛賀澤明宏