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開発課ってどんなとこ?

【第35回】「松澤さんの思い」

マイクロスコープで観察する松澤さん

今回から開発課のメンバーを一人ずつ紹介します。レディーファーストということで、トップバッターは入社2年目の松澤夏実さん。2014年入社の松澤さんが、今いろんなめっき技術を覚えながら、開発テーマとして取り組んでいるのがマグネシウムへのめっきだ。マグネシウムは金属の中でいちばん軽く、そのわりに強度もあることから、めっき処理の需要はある。しかし、奴は腐食しやすいという弱点をもつ。様々な液にも弱く、水の中でも腐食するらしい。だからめっきするのが難しかった。

代わりにマグネシウムに塗装する技術はある。しかし、塗膜にバラツキがあって、厚さもめっきの10µmに比べ20~30µmにもなり、強度など機能性もいまひとつ。しかもマグネシウムにめっきができれば、元の金属で弱点だった耐食性が上がるという。ならばめっき技術を立ち上げるまで。大丈夫。松澤さんもすでに「Yes, I can ! 」スピリッツを備えている。試行錯誤を重ねながら、品質レベル向上に邁進中だ。

そんな松澤さんには、めっきに対する野望というか一途な想いがある。サン工業のめっき技術を美容やヘルスケア、ファッション分野に拡大することだ。ゆくゆくはセレブ御用達の高級ブランドに採用してもらおうと目論んでいる。

この会社に入るとき、彼女は自分は何がしたいかとくと考えた。めっきするなら自分が興味のあるものにしたい。たとえば自動車部品だけにめっきが必要なわけじゃない。美顔器なんてどうだろう。ブランドバッグのファスナーだっていい。開発部署に女性の自分がいるなら、女性目線の製品がきっとできるはず。いつかそんな仕事がしてみたい。

めっきに対する一般の人のイメージは、「安っぽい、すぐはげる、ごまかしている」などネガティブなものだ。めっきを付加価値とは評価してくれない。松澤さんの友達も、「仕事何やってるの?」と聞いて彼女が「めっき」と答えると、「えっ?」と異国の言葉を聞いたような顔をするという。こうなったら世の中に、めっきのすごさを見せつけてやろう。サン工業開発課の意地である。いやいや女子の意地である。  

「めっきは、こうすればこうなると予測しても失敗することもしばしば。だけどうまくいくと仕上がりはとてもキレイ♡貴金属めっきは見ているだけで感動します♡」。そんな彼女の女子力が、新たなめっきの可能性を開くかもしれない。今は日々の仕事で技術を蓄積してこの先プレゼン力も身に付け、営業もできる開発になりたいと松澤さんは話す。その意気込みを河合課長も「ぜひ女性目線でニーズを引っ張ってきてほしい」と評価する。

 

マグネシウムへのめっきと美容系めっき・おしゃれ系めっきの御用命はサン工業開発課松澤まで。

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