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技術レポート

潤滑性硬質アルマイト

アルマイト皮膜の耐摩耗性は、一般的に硫酸アルマイトよりもシュウ酸アルマイトのほうが優れていると言われています。これは、シュウ酸アルマイトの方がバリア層が厚く、硬度が高いためです。また、アルマイト処理後に行われる封孔処理(穴を塞ぐ)が無いほうが、耐摩耗性が良好となります。

※硫酸浴硬質アルマイト・・・・処理液に硫酸を用いるアルマイト処理で、液温度が低いほど高硬度となる

※シュウ酸浴硬質アルマイト・・・・処理液にシュウ酸を用いる硬質アルマイトで、特殊電源を使用することで、高硬度となる

ただし、アルマイト皮膜だけでも耐摩耗性や滑り性は良好良好なのですが、使用用途によっては、滑り性や耐摩耗性を向上させたい場合があります。そこで、アルマイト皮膜の表層に、滑り性の良好なPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の微粒子を吸着させることで、従来の硬質アルマイトよりも、さらによく滑る皮膜にすることができるようになります。

テフロン微粒子が吸着したアルマイト表面

テフロン微粒子が吸着したアルマイト表面