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技術相談室

ステンレスへのめっきのポイントは?

  当社では十数年前からステンレスへのめっきを量産しており、長年の実績からステンレスに関する表面処理に自信があります。

 最近、ステンレスへのめっきでお問合せが多いのは、やはり「密着が悪い」という問題が多いのではないでしょうか。

  一言でステンレスといっても、SUS304やSUS430、SUS410など様々あり、それぞれに前処理方法が微妙に違うことはあまり知られていません。例えばSUS304については耐食性が高いため表面の活性化(酸化被膜の除去)が重要ですし、SUS430については、酸で侵されやすいため、スマット(酸処理の残った残渣)が発生しやすいのでスマットを除去することが重要となります。

 一般的には、

「 脱脂 ⇒ 電解脱脂 ⇒ 酸処理 ⇒ 電解脱脂 ⇒ 活性 ⇒ ストライクニッケルめっき ⇒ 本めっき  」

といった工程となりますが、中でも電解脱脂ストライクニッケルめっきは密着性の確保のため、重要な工程です。

 ストライクニッケルめっきは、下地めっきとして、薄くて密着性のよいニッケルめっきのことで、塩酸をベースにしておりウッド浴とも言われます。このめっきは、処理電流や液の濃度、不純物の濃度によって密着性が大きく変化します。不純物では銅、鉄、クロムに注意する必要があります。めっきは、下地ニッケルを行えば、ほとんどどんなめっきでも行うことができます。当社では、様々なラインでこのめっき浴がありますので、ステンレス上への無電解ニッケル、電気ニッケル、亜鉛めっきなどを量産しております。

 また、最近ではステンレスへの電気抵抗向上の関係や接合性の向上の関係で、ステンレスにダイレクトの金めっきや銀めっきも対応していますので、お気軽にご相談ください。